プログラマの評価のための5つの指標
Keywords
- 組織論
Contents
- 1. 自分自身の頭で考えるようとするマインドとスキル
- 2. 仕様検討の議論と方針の共有
- 3. 既存技術のキャッチアップ
- 4. 新技術(設計手法・業務プロセス・ツール等)の導入と横展開
- 5. 開発遂行能力
本稿で提示している5つは私のチームで導入している評価のための指標となります(暫定)。
自分自身の頭で考えるようとするマインドとスキル
仕様検討の議論と方針の共有
既存技術のキャッチアップ
チームで使用している技術や設計を理解し、自力で実装できるようにレベルアップすることです。中堅やベテランにとっては当たり前にできて欲しいものなので、どちらかといえば、新人にとって重要な指標となります。
新技術(設計手法・業務プロセス・ツール等)の導入と横展開
プロダクトで抱えている問題を解決するための新しい技術の導入。ここでの技術とは、OS/ミドルウェア/アプリケーション以外にも設計手法や業務プロセスやツールなども含めており広く定義しています。
なお、ある問題の解決を意識して、導入することは重要ですが、一方で、事前に意図しなかった導入のメリットを事後に実感することも多いため、とりあえず導入する(既存のサービスに大きな影響のない範囲で)という感覚も大事にしています。
また、新技術をチーム内に留めるだけでなく、別のチームや別の事業部にも共有し横展開することも評価すべき項目となります。
開発遂行能力
システム開発を遂行していくにあたって、責任(遂行責任)を持って納期の遵守、テストによる品質の向上、上司・部下・他職種の人との連携の3つを行うことができる能力です。